Apo-Nikkor 18cmF9 レンズとは?
Apo-Nikkor 18cmF9は、ニコンが1962年に発売したレンズです。このレンズは中判用のカメラに使用するために設計されており、非常に高い光学性能と優れた描写力を備えています。
製品の詳細
Apo-Nikkor 18cmF9は、焦点距離が18cmで、F値が9となっています。このレンズは、非球面レンズやアポクロマートレンズを使用しており、色収差を最小限に抑え、高い解像度とコントラストを実現しています。
また、このレンズはマニュアルフォーカス専用であり、レンズのピント調整は手動で行う必要があります。そのため、熟練したフォトグラファーにとっては、撮影におけるクリエイティブなコントロールを可能にする優れたツールとなっています。
当時の価格と使用感
当時のApo-Nikkor 18cmF9の価格は、約100,000円でした。これは当時の一般的なレンズに比べてかなり高額であり、プロフェッショナルなフォトグラファー向けの製品と言えます。
実際にこのレンズを使用してみると、その高い価格にふさわしい性能を感じることができます。色収差のないクリアな描写や、被写体のディテールを捉える力は非常に優れており、写真の質感を向上させることができます。
ただし、Apo-Nikkor 18cmF9は重量があり、持ち運びや取り扱いには注意が必要です。また、マニュアルフォーカスに慣れていない人にとっては、ピント合わせが難しいかもしれません。
まとめ
Apo-Nikkor 18cmF9は、1962年に発売された高性能なレンズであり、優れた描写力とクリアな写真を実現します。その価格や使用感からも、このレンズはプロフェッショナルなフォトグラファーにとって価値のあるツールとなりました。もし、クラシックなカメラ機材に興味があるのであれば、Apo-Nikkor 18cmF9は一考に値するでしょう。