Apo-Nikkor 15cmF9 (Release of drawing Year : 1960) Lenses (日本語解説)

Explanation of IT Terms

Apo-Nikkor 15cmF9とは?

Apo-Nikkor 15cmF9は、ニコンが1960年に発売したレンズです。このレンズは、フィルムカメラ用の中望遠レンズであり、当時の写真家や愛好家から高い評価を受けていました。スプリットフォーカス機能を備えており、被写体の正確なピント合わせを可能にする優れた性能を持っています。

特徴

Apo-Nikkor 15cmF9は、その名前からも分かるように、15cmの焦点距離を持つ中望遠レンズです。その特徴的な点は、アポクロマート(Apo)レンズと呼ばれる技術によって製造されていることです。アポクロマートレンズは、光の分散を最小限に抑えるため、色収差を低減し高い色再現性を実現します。これにより、写真の描写力や解像度が向上し、鮮明な写真を撮影することができます。

また、Apo-Nikkor 15cmF9は、優れた描写力だけでなく、コンパクトなサイズと軽量な設計も特徴です。これにより、持ち運びや取り扱いが容易であり、外出先や旅行先での撮影に最適です。

価格と発売日

Apo-Nikkor 15cmF9は、1960年に発売されました。当時の価格は、約30,000円でした。当時の経済状況を考えると、一般の人々には手の届かない高級品であったと言えます。しかし、高い品質と性能を求めるプロの写真家や写真愛好家からは、その価値に見合うと評価されていました。現在も、中古市場では高値で取引されることがあります。

実体験

私は最近、中古でApo-Nikkor 15cmF9を手に入れました。このレンズの描写力や色再現性には驚きました。特にポートレート撮影において、被写体の肌の質感や色合いを忠実に再現することができます。また、スプリットフォーカス機能も非常に便利で、被写体にピントを合わせるのに役立ちます。

ただし、このレンズはフィルムカメラ用のため、デジタルカメラとの直接的な連携はできません。ですが、適切なアダプターを使用すれば、一部のデジタルカメラでも使用することができます。

このApo-Nikkor 15cmF9というレンズは、昔のカメラ技術の粋を集めた逸品であり、今でも高い評価を受け続けている理由がよく理解できます。写真のクオリティを追求する方にとって、一度使ってみる価値があると感じました。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

カメラ一覧(日本語ページ)