Sony Mavica FD-90 デジタルカメラとは？
Sony Mavica FD-90は、1997年にソニーによって発売されたデジタルカメラです。このカメラはフロッピーディスクを使用して写真を保存することができ、当時としては非常に画期的な機器でした。そのため、Mavica FD-90はデジタルカメラの歴史において重要な位置を占めています。
主な特徴と機能
Mavica FD-90は、1/3インチのCCDセンサーを搭載しており、有効画素数は約38万画素という当時の基準に比べるとやや低いものでした。また、オートフォーカス機能や手動露出補正、光学ファインダーなど、基本的な撮影機能を備えています。
このカメラの最大の特徴は、データの保存方法にあります。Mavica FD-90はフロッピーディスクを使用して、最大40枚の写真を保存することができます。このため、撮影した写真をすぐにパソコンに移すことができ、プリントアウトやデジタル編集も容易に行うことができました。
さらに、Mavica FD-90は動画の撮影も可能で、320×240ピクセルの解像度で15fpsの動画を撮影することができます。この当時のデジタルカメラでは珍しい機能であり、ビデオカメラとしての用途も果たすことができました。
発売日と価格
Sony Mavica FD-90は、1997年に発売されました。当時の価格は約80,000円でした。この価格帯は高額な部類に入りますが、デジタルカメラの普及がまだ始まっていなかった当時においては、これまでにない利便性と画質を提供する画期的な製品であると評価されました。
まとめ
Sony Mavica FD-90は、デジタルカメラの歴史において画期的な製品であり、フロッピーディスクを使用することで写真の保存とデータの移動を容易にしました。また、初の動画撮影機能も備えており、ビデオカメラとしての用途も果たすことができました。そのため、Mavica FD-90はデジタルカメラの進化において重要な役割を果たした製品として称賛されています。
