Hasselblad 500EL/Mとは？
Hasselblad 500EL/Mは、スウェーデンの高級カメラメーカーであるHasselbladが1971年に発売した一眼レフカメラです。このカメラは、フィルムカメラの一種であり、その名前からも分かるように、Hasselbladの500シリーズの一部として製造されました。
特徴と機能
Hasselblad 500EL/Mは、当時の最新技術を搭載した先進的なカメラでした。以下に、その特徴と機能について詳しく解説します。
1. 電子制御シャッター
Hasselblad 500EL/Mは、電子制御シャッターを搭載しており、非常に正確なシャッタースピードの設定が可能でした。これにより、写真撮影時の曝光制御が容易になり、ユーザーはより柔軟な撮影スタイルを手に入れることができました。
2. オートフォーカス
500EL/Mは、当時としては珍しい自動フォーカス機能を備えていました。これにより、被写体のピント合わせが簡単になり、撮影の速度と正確性が向上しました。
3. 可動式フィルムバック
このカメラは、可動式のフィルムバックを持っており、フィルムの交換が簡単にできました。さらに、異なるフィルムの種類や感度を使用することができるため、様々な撮影条件に対応することができました。
4. クロップマスク
500EL/Mには、ファインダー内に表示されるクロップマスクが組み込まれており、撮影時にフレームのセンタリングや合成が容易になりました。この機能は、撮影者にとって便利でクリエイティブなツールであり、撮影の幅を広げることができました。
発売日と価格
Hasselblad 500EL/Mは、1971年に発売されました。当時の価格は約200,000円であり、非常に高価なカメラとして知られていました。しかし、その品質と性能から、プロの写真家や写真愛好家には高い評価を受けました。
結論
Hasselblad 500EL/Mは、その先進的な機能と高品質な写真撮影能力で知られる優れたフィルムカメラです。その長い歴史と優れた性能により、今でも多くの写真家に愛されています。もし機会があれば、是非一度使ってみることをおすすめします。
