FujiFilm FinePix 1300 Digital cameraとは？
FujiFilm FinePix 1300 Digital cameraは、フジフイルム（Fujifilm）が1996年に発売したデジタルカメラです。当時、デジタルカメラはまだ一般的ではなく、フィルムカメラが主流でしたが、FinePix 1300はその先駆けとしてデジタルカメラ市場への進出を果たしました。
特徴と性能
FinePix 1300は、130万画素のイメージセンサーを搭載し、最大解像度は1280×960ピクセルです。この解像度は現代のデジタルカメラと比べると低いですが、当時は十分な性能でした。また、2倍のデジタルズーム機能も搭載されており、被写体をより大きく確認することができました。
このカメラは、画像を撮影するだけでなく、簡単な動画の録画も可能でした。動画の解像度は320×240ピクセルで、当時の基準に合わせたスタンダードな性能と言えます。
デザインと操作性
FinePix 1300のデザインは、当時のコンパクトカメラに似たもので、軽量で持ち運びやすいサイズとなっています。操作ボタンはカメラの背面に配置されており、直感的に操作することができました。ただし、液晶モニターは非搭載であり、撮影後の画像の確認は、パソコンに接続して行う必要がありました。
発売日と価格
FujiFilm FinePix 1300 Digital cameraは、1996年に発売されました。当時の価格は、約10万円でした。この価格は、デジタルカメラがまだ高級品とされていた時代のものであり、一般的なユーザーには手の届きにくいものでした。
結論
FinePix 1300は、デジタルカメラの普及に先駆けて発売された製品であり、その性能やデザインは当時の基準に合ったものでした。価格的には高額だったため、一般的なユーザーにはあまり普及しませんでしたが、デジタルカメラの可能性を広げる一歩となった製品と言えます。現在のデジタルカメラの進化を考える上で、FinePix 1300は重要な役割を果たしたと言えるでしょう。
