Canon S I (Post-War Newest Model) Film Cameraとは？
さて、今回ご紹介するのは、キヤノンが誇るフィルムカメラの一つCanon S I (Post-War Newest Model) Film Cameraです。このカメラは、戦後すぐの1946年に発売され、当時は驚きの¥17,800という価格で販売されていました。
このカメラが発売された当時、日本ではまだ戦争の影響が色濃く残る中、キヤノンは新たなカメラの開発に挑戦し続けていました。そんな中で生まれたのが、このCanon S I (Post-War Newest Model) Film Cameraで、その名前が表すように、戦後最初の新モデルとなりました。
Canon S Iの特長
Canon S I (Post-War Newest Model) Film Cameraは、その時代の最先端技術を駆使したフィルムカメラで、35mmフィルムを使用しています。また、シャッタースピードの範囲は、B、1〜1/500秒と幅広く、多彩な撮影表現を可能にしています。
なお、このモデルはレンズ交換が可能で、Serena 50mm F3.5というキヤノン製のレンズが標準装備されています。また、焦点距離を微調整するためのレンジファインダーも備えており、その正確なフォーカシングは当時のユーザーから高評価を得ていました。
Canon S Iと現代
現代では、フィルムカメラはデジタルカメラに取って代わられ、利便性や画質の良さにより一部のカメラ愛好家やプロの写真家を除き、ほとんど使われていないのが現状です。
しかし、Canon S I (Post-War Newest Model) Film Cameraはそのデザイン性と、独特の「フィルムならではの味わい深い写真」を楽しむことができるため、今でもコレクターやカメラ愛好家の間では非常に人気のあるモデルとなっています。
改めて言えば、Canon S I (Post-War Newest Model) Film Cameraは、キヤノンが戦後すぐに果敢に挑んだ新しいカメラ開発の結晶であり、カメラ史においても特別な存在と言えるでしょう。カメラ好きの方々は一度はその手に取って見る価値のある一品です。
