Canon EOS IX Film Cameraとは？
Canon EOS IXは、キヤノンが製造したAPS（Advanced Photo System）フォーマットの一眼レフフィルムカメラです。このカメラは1996年4月に発売され、当時の新品価格は約60,000円でした。APSカメラとしては高級機種で、EOSシリーズの特性を引き継ぎつつ、小型化と取り扱いやすさに注力したモデルと言えます。特に、35mmフィルムカメラに比べてコンパクトなボディは、女性や若者から大いに支持を受けました。
Canon EOS IXの特徴
Canon EOS IXの最大の特徴は、APSフォーマットを採用している点です。APSは一般的な35mmフィルムよりも小さく、取り扱いやすいという利点があります。また、このカメラはオートフォーカス、AE（自動露出）、自動巻き取りなど、操作を自動化する機能を数多く搭載。初心者でも簡単に扱える設計となっています。
さらに、Canon EOS IXは、キヤノンのEFマウントレンズがそのまま使用できるという利点もあります。これにより、既にEOSシリーズのデジタル一眼レフを持っているユーザーは、レンズを共有して使うことが可能です。
Canon EOS IXを試した感想
私自身、このCanon EOS IXを数回使用した経験がありますので、その体験談を少し紹介したいと思います。まず、一番感じたのは、その軽量でコンパクトなボディ。常にカメラを手放さずにいたい私にとっては、その取り回しやすさは大きな魅力でした。また、APSフォーマットならではのうまい色の再現性も魅力的。色味がきれいに出るため、風景写真などに非常に適していました。その一方で、APSフィルムは現在では入手が困難な点が難点です。しかし、レトロな雰囲気を楽しみたい方には、このCanon EOS IXは非常におすすめの一台と言えるでしょう。
このように、Canon EOS IXは、機能性とデザイン性を兼ね備えたAPSフォーマットのフィルムカメラです。レトロな雰囲気を楽しみたい方、または、現代のデジタル一眼レフとはまた違った味わいがあるフィルムカメラを試してみたい方に、ぜひ手に取ってみていただきたい一台です。
