Canon AS-6 Film Camera (日本語解説)

Explanation of IT Terms

Canon AS-6 Film Cameraとは?

Canon AS-6は、後にウォータースポーツ愛好者の間で非常に人気を博することとなる、キヤノン株式会社の全天候型カメラの第一号モデルです。このカメラは1986年に発売され、その特異なデザインと耐久性で知られています。発売当時の価格は約30,000円と、一般的な一眼レフカメラに比べて非常に手頃な価格帯でした。

Canon AS-6の特徴

Canon AS-6は、防水性能を備えた初のカメラとして誕生しました。このカメラの最大の特徴は、なんといっても水深10mまで対応する防水性能を持っている点です。これは、当時としては非常に画期的なことで、水中での撮影を可能にしました。また、そのボディは緑色の塗装が施され、防塵・防滴機能も備えています。

このカメラは、35mmフィルムを使用します。付属の28mm F2.8レンズは、風景からスナップまで幅広く対応し、さらに3mまでのマクロ撮影も可能となっています。

操作性と機能性

Canon AS-6は、一般的な一眼レフカメラとは異なり、操作パネルが極めてシンプルになっています。これは、撮影者が素早く、直感的に操作できるよう設計されており、短時間で撮影を開始することが可能でした。

また、このカメラにはビルトインフラッシュも搭載されており、暗い場所や水中でも撮影が容易になるよう配慮されています。つまり、このカメラは実用性汎用性を兼ね備えていたのです。

まとめ

Canon AS-6は、その堅牢さとシンプルな操作性から、多くのアウトドア愛好者やウォータースポーツ愛好者に愛されました。そして今でも、フィルムカメラ好きの間ではその名が語り継がれています。

防水性能を備えた初のカメラという歴史的な地位を持ちつつ、その価格帯から多くの人々に手にとられることとなったCanon AS-6。現代の防水デジタルカメラの礎となった、その存在は、カメラ史において忘れてはならない一つの節目と言えるでしょう。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

カメラ一覧(日本語ページ)