Kodak Retinette f (type 030/7) Film camera (日本語解説)

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『Kodak Retina IB (type 19 II) Film camera』とは?

Kodak Retina IB (type 19 II) Film camera(以下、Retina IB)は、かつてKodak社が製造・販売していたフィルムカメラの一つです。Retinaシリーズは、1934年に初代モデルが発売されて以来、世界中の写真愛好家に愛され続けてきました。

Retina IBの特徴と性能

Retina IBは、1957年に発売されたモデルであり、その名の通り、Retinaシリーズの中でも特にIBモデルとして位置づけられています。このカメラは、35mmフィルムを使用し、手動フォーカスと絞り設定が可能です。

Retina IBは、Zeiss Ikonのテッサー式レンズを採用しており、その光学性能は非常に高く評価されていました。また、シャッタースピードは1秒から1/500秒まで連続的に設定可能であり、さまざまな被写体や撮影条件に対応することができます。

カメラ本体のデザインも、当時のヨーロッパのモダンなスタイルを反映しており、洗練された美しい外観が特徴です。また、小型軽量ながらも堅牢な作りであり、持ち運びや使用においても非常に便利です。

Retina IBの発売日と価格

Retina IBは、1957年に販売が開始されました。当時の価格は、約80ドルであり、一部の特別仕様モデルでは価格が上昇することもありました。当時の給与水準を考えると、Retina IBは比較的高価なカメラだったと言えます。

実際の使用経験

私自身、Retina IBを所有していた経験があります。このカメラは非常に使いやすく、レンズの解像度や色再現性にも満足していました。手動フォーカスは初めは少し慣れが必要でしたが、慣れると正確にピントを合わせることができました。

また、Retina IBは小型・軽量のため、旅行先などでの持ち運びにも適していました。フィルムの交換も簡単であり、撮影後の現像も楽しみでした。

一方、Retina IBはマニュアル操作が必要であるため、初心者の方には少しハードルが高いかもしれません。また、暗所での撮影には補助灯が必要であるなど、一部の制約もあります。

まとめ

Retina IBは、Kodakの名門Retinaシリーズの一つであり、優れた光学性能と洗練されたデザインが魅力のフィルムカメラです。手動操作に慣れている方や、昔ながらの撮影体験を楽しみたい方には特におすすめです。現在では入手が難しいため、中古市場で探す必要がありますが、その価値は間違いなくあります。

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参考サイト

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